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脈絡ないブログ

抱きしめ眠るワビサビ

 

日々過ごすどんな時間も

いつか終わりがくる。

その時に振り返って

「ああ、こんなことになるなら

どうしてもっと大事に過ごさなかったのか」 

誰しも経験があることと思う。

そして、そう思った経験があるくせに

何度も同じ後悔をすることを

真面目に反省する人、

繰り返していることに気づかない人、

色々だろう。

 

基本的に、

今の自分が快適に過ごすことを

優先するのが

人として正常ではないかと思う。

 

 

チキチキの時の

スマホいじりが常態化している。

 

まだスマホに激しく興味を

もっている訳ではないので

ここぞとばかり利用している。

 

時に終わりの見えぬ

まどろみの時間…

幸せな時間の「はず」なのに

どうして自分は苛つくのかと

自己嫌悪に陥らない為にである。

 

スマホいじりももちろん

自己嫌悪に陥る策ではあるのだが、

過ごす時間そのもの、

延いては人物そのものへの

嫌悪感に結び付く可能性を思えば

その程度は軽いもんである。

 

本当は映画のように

美しく儚い空気を纏って

その時間を過ごしたい。

けれど現実はあくまで現実…

 

 

先程のことである。

私はいつものようにチキチキ。

今日は1日よく活動した。

早くに眠りについた。

ふと見ると、

仰向けになり雲の服を着たその人は

胸に絵本を抱いたまま眠っていた。

 

「カンカンカン でんしゃがくるよ」

 

何だか言葉にならない感情だった。

私は絵本を手に取っていたことも

知らなかったのだ。

どんなつもりで手に取ったのか、

無意識、無意味かも知れない。

なのにどうしてもそうは思えずに

心の中で謝っていたのだった。

 

一方で、その姿をさす言葉を探していた。

すぐに浮かんできたのは

「わび・さび」

であった。

具体的な意味をWikipediaで調べると

わび・さび - Wikipedia

思ったよりも長文で

流し読みしかしていないが

私の結論としては

 

「意味は大分違うみたいだけど、

心を揺さぶられるその具合は

似たようなもんだから、

まあこの言葉でいいだろう」

 

 

シンプルな出来事 発

心の動揺 経由

適当な結末 着。

出会ったのはワビサビ。

いいんだこれで。

大事なことを実感した上で

思い詰めずに終結

 

 

カンカンカン

終電です

明日も電車は走ります